私たちは新型コロナ感染拡大防止の対策をしながら、活動を続けています。山から元気と癒しをもらっています。今後もしっかり対策しながら、「山・遊び」の日々を続けます。

アラカルト

  ~ 山の情報 あれこれ ~

<初級雪崩講習会>の開催 2022年1月8~9日 室工大ワンゲルと一緒に冬山への備えを学びました
1月8日~9日の2日間に渡り、手稲山のパラダイスヒュッテ(山小屋)の付近にて、室蘭工業大学のワンダーフォーゲルの皆さんと一緒に
雪崩講習会(初級)で冬山の安全登山と雪崩時のコンパニオンレスキュー(仲間同士での救助)について学びました。

冬山の安全行動や弱層テスト、雪崩トランシーバー(ビーコン)での捜索・救助訓練と充実した講習会となりました。

講師の皆さん、有難うございました。

この経験を今後に生かしていきましょう !

講習会の初日・本日のスケジュールを 講師より説明されます 各パーティー、準備を整えて出発します 
室工大ワンゲルもスキーを履いてスタート まずは積雪の安定性を調べます・・円柱を作り、手首ー>腕ー>肩と引っ張ってテストをします
弱層で破断した様子 更に30cmの角柱を作り・・上から叩く~コンプレッションテスト  
手首ー>肘ー>肩の順で叩きます 深さ40cm程で破断・・弱層が判ります 更に拡大角柱テストを行い・破断を確認しました
最後に講師が雪の断面の状態を説明 2日目は雪崩トランシーバーでの捜索訓練 埋没地点を特定し・最後はプローブを刺して特定
シャベルを使って掘り出し・・ シャベリングを練習 埋没者(人形)を掘り出した場面 
埋没者への呼びかけと一次救命措置 講師の実践を見ながら・・・ 一次救命措置について学びます 
安全な場所へ移動の為、ログリフトの訓練 講習会のベースとなったパラダイスヒュッテ 室工大生が作った・・イグルー 
 ☆ 冬山の装備について ~ さっぽろ山遊会・遭難対策グループより ~
  今年も ・・ 冬が少しづつ近づいて来ていますね~

冬山を楽しく遊ぶために・・さっぽろ山遊会・遭難対策グループより「冬山装備」のご紹介です。

~  冬山の装備をしっかり決めて、スノーハイキングを楽しみましょう!  ~

遭難対策グループのメンバーが実際に使用している冬装備の一部をご紹介します。

●ベースレイヤー

Milet のドライナミックメッシュです。吸汗速乾にすぐれています。個人差がありますが、多少締め付けが強く感じられます

TSDESIGN のメッシュインナーです。Milet のメッシュインナーと同程度の機能性で、価格は 1980 円です。作業用品店のプロノで取り扱いしています。

montbell のインナーシャツ、パンツ、素材はメリノウールです。特徴として、着た瞬間から暖かい、抗菌・防臭機能など、高い保温性、吸湿性能があります。  
●ミドルレイヤー

左からウール素材のシャツ、裏地がフリース素材のハーフジップシャツ、ジャケットです。メリノウールは化学繊維に比べて価格は高めです。

フリースは、ウエア内部の保温、ベースレイヤーから吸い上げた汗を外に発散させる役割を担っており、使い勝手が良いです。

UNIQLO のウルトラライトダウンを年中持ち歩き、寒さに応じてミドルレイヤーとして着ている方もいます。

●アウターレイヤー

montbell のストリームパーカー、ノースフェイスのジャケット、どれも素材はゴアテックス。

パンツは montbell のアルパインパンツ、素材はゴアテックス。

やはり、ゴアテックス素材のウエアを着用されている方は多いです。

●帽子

ウール素材の物がやはり暖かくて良いです。生地の厚手の物は、行動中は熱く感じられる場合もあります。

目出し帽(バラクラバ)も高い保温性があります。

●グローブ

インナーグローブの上にオーバーグローブを着用します。

オーバーグローブはミトンタイプを使用している方が多いです。

着脱時に体から離れないようにゴム紐などつけておきます。

極寒の状況下では、ダウンミトンが良いです。

●スノーシュー

前刃が大きいタイプで、急登の際につま先や踵を蹴りこんで登り下りするキックステップを使うのに適しています。

ワイヤーで締めるタイプは着脱は簡単ですが、横に力が掛かると靴が多少ずれてくる場合があります。

●登山靴

軽登山であれば夏の靴でも大丈夫だと montbell ショップの店員さんから言われ、カイロを入れて使っている方もいます。

●ビーコン(雪崩トランシーバー)

Mammut Barryvox

デジタル 3 本アンテナで広い捜索帯域幅と受信帯域があります。雪崩が発生した場合の捜索時間を短くする事が可能です。

価格は 4 万円台後半と高めですが、ネットショッピングでポイント還元等を利用して、実質 2 万円台で購入された方もいます。

●アイゼンについて

会の冬山山行においてアイゼンが必要な場合は、軽アイゼン、6 本爪程度の物になります。

今シーズンも皆さんと楽しく冬山山行ができますように。。。

 ☆ 軽アイゼンのご紹介   ~ 冬の低山歩きを楽しみましょう ~

 < 軽アイゼンでの歩き方 >

 ①べた足(フラットフッティング)で歩く ~ 地面をしっかりとつかむ

 ②足を開き気味に歩く          ~ 爪で引っ掛けない様に

 ③上り坂は逆ハの字で登る        ~ 登りやすく安定する

 当会(さっぽろ山遊会)では、「軽アイゼンでの冬山歩き入門」も行います。

 一緒に冬の低山歩きを楽しみませんか? ~ お待ちしています!! ~

2021年春・花の季節が訪れましたね♪♪  春を探しに・「山遊び」しませんか?
 大雪山のお花 
 皆さんご存知の花を並べてみました。 名前を当ててみてください。 
言わずと知れた・・高山植物の女王
〇〇〇〇〇の綿毛・・・稚児の遊ぶ風車から名付けられたそうです。
花の形が・・千鳥にそっくりです。 因みに葉は4枚です。
別名タルマエソウとも言います。 樽前山にちなんだ花です。
花がねじれているので・・〇〇〇
 答えは・・写真にカーソルを当てて少し待つと・・出ますよ
 ☆ O・Sさんに聞いた ~ 花の名前の覚え方 ~
  皆さんは花の名前をすぐに覚えられますか? ・・ 何度聞いても覚えられないんだよね~  なんて言うのは私だけ?

O・Sさんに覚える秘訣を聞いてみました。

写すコツも有りますが、やっぱり地道にコツコツが王道の様ですネ。

この写真は大雪で撮ったエゾウサギギクの写真です。

私は出来るだけ写真を写すときは花と葉っぱが分かるような角度から写すようにしています。

そうすれば家に帰ってから図鑑なりネットで調べる時に参考になります。

花の名前を覚えるのは大変ですが、何度も何度も繰り返し図鑑を見ながら覚えるしかないように思います。

O・Sさんからのアドバイス

参考までに、ユウバリソウの写真です。
この花は6月の中旬位が最盛期です。

写真提供 O・Sさん

☆☆ 2020年8月1日に夏の安全登山講座を開催しました! ☆☆
 昨年に引き続きりんゆうホールを借りて、「低体温症」について深め、「夏山の事故防止」と「コンパニオンレスキュー

(仲間内の救助)」の実習を行いました。  コロナ過に対応して、換気・少人数・距離をとって学び合いました。

(主催)さっぽろ山遊会と登山レスキューワーキンググループ

(受講者)さっぽろ山遊会6名、室工大ワンダーフォーゲル5名

1、「現代的な山行管理と夏山の事故対策」 ~ 以下抜粋
①事故を科学的に分析する~ ハインリッヒの法則について

②事故事例から学ぶ~ ヒヤリとする様な事故を防ぐ為の計画書、教育、安全技術の伝承

③皆で支援しあう教育システムの作り方~ リスクマネジメント、体力作り、仲間内救助

④夏山の事故対策~ 必要な装備はしっかり持つ、読図の技術、事前情報をしっかり確認

⑤ITを生かした安全管理~ 気象情報・山の情報の活用、GPSの活用、

ココヘリ(ヘリに専用アンテナを積み捜索するシステム)、

地図アプリYAMAPの「みまもり機能」紹介

2、「夏山の低体温症」その予防と事故対策 ~ 以下抜粋
①低体温症の早期発見~ 息苦しさ、止められない震え、動作の異常、意識障害

リーダーはメンバーの震え、動作、意識に注目する

②熱の喪失に注意~ 風、濡れ、低温、接触物(岩・地面・金属)の4つに注意

③熱の生産が大切~ 食事と運動が熱を生産してくれる

④予防対策~ 断熱、保温、着替え、ブルーシート・大きなゴミ袋・ツエルト

⑤軽度の低体温症への処置~ 暖める(脇や側胸部)、頭には帽子やタオル、

シュラフ・衣類・ツエルトで包む

コロナ対策をしながら、救助の実践ストックで松葉杖を作成する練習と使い勝手の確認
☆☆ これからも楽しく「山遊」する為に、安全登山の知識や技術を、広め・深めていきます ☆☆
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